ユーザーがクリエイティビティを発揮しコンテンツを作り、それをプラットフォーム内に実装する「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」を実装するゲームが増えている。オンラインゲームなどから流入したハウジング要素以上に、ゲームそのもののルールを設定する事も可能な同要素は、その作り手の数や質によって盛り上がりもするし、運営の匙加減で盛り下がる事もある。今回はそんなUGCを実装しているタイトルのうち、最も意外な方向性の転換を行ったと言える「Fortnite」より、幾つかの取り組みを紹介していく。
熱海のリゾートで縦横無尽に大暴れ
ACAO SPA & RESORT株式会社(静岡県熱海市上多賀、代表取締役 山﨑勇輝)が運営する「ACAO FOREST」は、世界中で5億人以上のユーザーを誇る人気オンラインゲーム「Fortnite」内において、ACAO FORESTを忠実に再現したステージを2025年10月15日(水)より公開すると発表。本ステージでは、バトルロワイヤルゲーム「ATAMI TREASURE SURVIVAL(アタミトレジャーサバイバル)」がコンテンツとして実装されている。

最大5人で構成されるチームによる協力プレイを軸としたPvE戦のルールとなっている同フィールドだが、単にドンパチ撃ち合えるだけではない。ACAO FORESTを忠実に再現したステージには、建築家・隈研吾氏が設計した「COEDA HOUSE」や歴史を感じさせる「曽我浅間神社」、様々な花々が咲き誇る13のガーデンなど、実在するスポットが多数登場している。丘陵の傾斜や木々の間を縫う小道など、地形や風景の細部にまでこだわって設計されており、マップ作成者の腕が光る現実感あふれるフィールドとなっている。
マップへの移動方法は検索の入力欄にコード「7073-9781-5858」を入力。「ATAMI TREASURE SURVIVAL」に参加するには「プレイ」を押せば参加可能だ。また、この度期間限定で武器「ロケットランチャー」をプレゼントしている。スタート地点にあるボックスにコード「4424」と入力すればゲット可能だ。
さいたまへの地域貢献とFortniteの親和性
株式会社モンドリアン(本社:東京都中央区、代表取締役:角田 拓志)は、国土交通省PLATEAUに参画するさいたま市が整備した3D都市モデルを活用し、さいたま市を舞台としたeスポーツゲーム「City SPEED TRIAL : SAITAMA SUPER ARENA」を、世界的人気ゲームプラットフォーム「Fortnite」上で2025年10月4日(土)に公開したと発表。

同ゲームは「さいたま新都心」を舞台に、タイムを競うeスポーツゲームとなっている。さいたま新都心駅前の広場からスタートし、さいたまスーパーアリーナや「見沼の自然」「大宮の鉄道」などの様々な要素を巡るコースを攻略していく事になる。本ゲームについては対戦型コンテンツではなく一人で挑むタイムトライアル形式の「射撃競技」であるため、初心者から上級者まで、誰でも気軽にやり込める事が特徴だ。
マップへの移動方法はFortnite内の「島のコード」でコード『4174-0596-7357』と入力する事で来場可能となる。
なおこのイベントについては2025年12月14日(日) 11:00~17:00のスケジュールで、埼玉県さいたま市中央区の「イオンモール与野 1階 ローズコート」にて、「City SPEED TRIAL : SAITAMA SUPER ARENA」に無料で参加できる体験イベントやステージ、ハイスコアイベントなどを実施する事も告知されている。参加条件としてさいたま市の公式アプリ「さいたま市みんなのアプリ」のダウンロードを必須とし、イベント参加者やゲームのハイスコア達成者には、賞品としてさいたま市内の加盟店で使える地域ポイント「たまポン」が付与される。これによる地域活性化を狙っていきたいというのが本イベントの目的となっているとの事だ。
広がるUGCと企業の手の出し方
射撃が得意でないけれど、他のゲーム要素があれば遊んでみたいというユーザーもいるだろう。そういったプレイヤー向けに用意されている要素も当然存在する。
株式会社トムス(東京都港区、代表取締役社長:谷本勲、以下「トムス」)は、オンラインゲームプラットフォーム「Fortnite(フォートナイト)」上に展開している「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」を10月14日にアップデート。このアップデートを記念して、2025年10月15日(水)よりFortnite内でのシティサーキットコース、または公道コースの走行タイムのスクリーンショットを現実のシティサーキット受付で提示すると、なんとエナジードリンクを1本プレゼントする企画をスタート。

本プロジェクトは、トムスが主導し、東京都が推進するベイエリア Digital Innovation City(DIC) の取組と連携した実証事業の一つとなっている。リアルな都市空間をメタバース上に再構築し、国内外のユーザーに東京臨海副都心の魅力を発信することを目的としており、「シティサーキット東京ベイ」の新たな来場者の獲得を目指していくとの事である。
元々タイムアタック形式であったものをレースモードとして競い合うコンテンツにした事で競技性を高めた他、新たな走行ルートの設定なども行われ、より一層走りやすく現実に近いコースとなっているとの事だ。同マップへは島コード:2678-9346-8202の入力で訪問が可能だ。
大手プラットフォームを利用する事で、企業が積極的にアピールを行う事例がどんどんと増えてきている。これからの広告の手法の一つとして、こういった要素を積極的に取り入れていくのもマーケティングに必要となってくる事は間違いないだろう。
最終更新日: 2025年10月17日 07:30