メカブレイク1stシーズンの画像

Mecha Breakアップデート「蒼碧たる弧光」機体追加レビュー:どちらも非常にクセの強い協働向き

 Amazing Seasun Gamesが提供する基本プレイ無料の三人称視点メカシューティングゲーム『Mecha Break』は、2025年9月19日よりシーズン1「蒼碧たる弧光」の配信を開始。PCやXboxなどで展開される本作にとって最大級となる本アップデートでは、新たに2機のメカブレイクが参戦する。本記事では実際のプレイフィールを元に、追加された機体の要素を取り上げてみる事にしよう。

目次
  1. 見やすい機体セレクトUIへの変化
  2. トリッキーな狙撃で相手を苦しめる「ヘル」
  3. 高速爆撃配達員「アルファード」

見やすい機体セレクトUIへの変化

 ハンガーに入って機体選択画面を見たユーザーは、大きな変更点に驚きを持つかもしれない。というのも、これまで縦列に並んでいた機体リストは一新されており、機体のロールと操作難易度が明確に示される形で樹状に表示されるようになったからだ。以前の機体選択画面とは違い、ある種直感的に機体を選びやすくなったとも言える。

機体選択UI

トリッキーな狙撃で相手を苦しめる「ヘル」

 今回追加される新機体の一機目は、ビフレスト・インダストリーがロールアウトした遠距離攻撃機「ヘル」だ。先程の機体選択UIによれば厳密には鳴神やアクイラのような狙撃機体ではなく、どちらかといえば中距離や近距離でも対応策を持っている攻撃レンジの広い機体という立ち位置である。

ヘル出撃時の画像
ヘルの全身図

 その主力武装として用いる長距離照射砲は、インフェルノの照射ビームのような「時間を掛けて攻撃する」タイプの武装となっている。いわゆる打ちっぱなしではない所と、照射された相手から近傍の相手に電撃が伝播するという広範囲をこんがり焼き上げる事が特徴の武装だ。近距離ではおおよそ200m前後のレンジが射程内となっており、それ以上の距離となるとロックがあまり行えない状況となった。同武装の狙撃モードは、遠距離にいる相手にある程度ロックオンが吸い付いてくれるので、他の狙撃機よりは武装の扱いやすさが上回る。

 1番武装の「反射ドローン」は本機体を象徴する支援武装の一つであり、これがあるおかげで立ち回りやすさがぐっと上がるものとなっている。これは一定距離に青い三角印でロックオン可能なドローンを射出し、そこに照射砲を撃つことでドローンから一番近い相手に電撃が飛来するという「死角からの狙撃」を可能としている。そのため物陰にいる相手であっても狙う事は可能であり、相手に移動し続ける必要性を押し付けるうってつけの武装だ。2番武装のパルス機雷ドローンは設置型のトラップとして機能し、近づいてきた相手をシステムショック状態に追い込む。そのため緊急時の離脱はもちろん、追いかけてくる相手に対するカウンターとして機能させる事も出来るのだ。

 3番武装の擬態パーツは、ロックオンされた時のみ発動可能な装備であり、ロックオンした対象に「擬態」する。そのためロックオンしてきた相手以外は自分をロックオン出来ず、2番武装が余っていれば追いかけてくる相手を撒いて退散するといった芸当も可能である。

狙撃モード展開時

 とはいえこの機体、照射する姿がものすごく目立つ武装であるため静粛性もへったくれも無く、そこを格闘機などに狙われてしまうととたんに劣勢に追い込まれる。機雷も擬態もあくまで回避可能な状況でのみ使える武装であるため、自分の位置にはつねに気を配らないと途端に落とされてしまうリスクの高い機体である。敵に対して最大限の嫌がらせを出来るような立ち回りが求められるだろう。

高速爆撃配達員「アルファード」

 2機目はNOGEシステムカンパニーが送り出す「アルファード」だ。同機体も攻撃機として位置づけられているが、これまで出てきた機体とは全く取り扱い方が違う異色のメカブレイクとして仕上がっている。

アルファードアップ時画像
アルファードの全身図

 同機体の主武装は両手の速射砲と背部のロケットランチャーだ。左右クリックでそれぞれ打ち分ける事が出来、実弾属性と爆発属性を織り交ぜての攻撃が可能となっている。それでいて照準に対する弾道のブレも非常に少ないため、中距離以遠であっても強引に当てにいくことが可能な素直さを持っている。どちらの武装も非常にリロードが早く、防衛機として実弾・ミサイルに偏ったトライセラやステーゴと比べれば、その武装の取り回しの良さは天と地の差と言えるだろう。

 1番武装は両肩にラッチされた多目的ライトミサイルだ。これは敵をロックさえしていれば自動で追いかけてくれるタイプのため、厳密な2次ロックオンを必要としない。そのため牽制から追い打ちまであらゆる局面で利用する事が出来る武器だ。

 2番武装はこの機体の特徴ともなる突撃フォームの起動だ。これは背中の大推力ブースターを吹かして超高速で前方へ飛行する状態へと移行する。このブースターの推力は通常のブーストに利用するENとは別で管理されているため、いざという時の緊急脱出から距離を詰めるための移動まで様々な活用法が存在する。そしてこの武装を起動している最中は、武装のロックオン距離も大幅に上がるため、遠距離の憎いあんちくしょう達に対して「突撃し、攻撃し、接敵する」という行動が出来るのだ。

 3番武装の爆導索は、筆者環境では突撃フォーム時にしか展開出来ない武装であったが、命中した相手をスタックさせると共に、射線上にいる全ての相手にダメージを与えるという変わった武装だ。ダメージソースとして大いに期待できる威力ではあるが、いかんせんその取り回しが難しく、なかなか命中を見込めなかった。

突撃するアルファード

 総じて2番武装の突撃フォームをどうやって活かしていくかが本機の鍵といっても過言ではない。隙を見せている相手に遠距離から突進し爆撃の嵐を見舞いつつ、相手がこちらに気付く頃にはブーストを吹かして再度離脱するといった戦い方が求められていく。ただしその特性上、定点防御や防衛任務に対しては一切のシールドとなる要素が無いため、その手の作戦目標についてはかなり苦手とする機体でもある。出撃するエリアによって得意・不得意が大きく分かれる機体だろう。

 そんな同機が最大限輝くのが、長距離移動を必須とする「マシュマーク」での任務だ。重要目標への接近から脱出地点へのアプローチ、EICパルスストームが広がる前に安全地帯へ退避するといった、俊足を活かしたプレイがこの上なくフィットするのである。加えて武装の射撃ブレがほとんど無いため、遠距離の相手でも比較的戦いやすい。マシュマークで戦績が上げられないパイロットにはぜひオススメしたい機体だ。

 新たな戦力が追加され、更に人気が加熱していくMecha Break。今後のアップデートも要チェックだ。

Author
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尾崎 信也
1986年神奈川生まれ。ゲームニュースエディター。国内ニュースメディア複数社での記者・編集者を経験後、独立。ビデオゲーム業界の最新動向をメインに、ニッチな情報を含む幅広いトピックについて配信。