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無限大ANANTAが実機プレイゲームトレイラー公開 TGSに向け本格的にアプローチ開始

 NetEase Games傘下の Naked Rain Studio が開発するオープンワールドRPG新作 『無限大ANANTA』 は、9月23日に最新実機プレイトレーラーを公開した。開催される東京ゲームショウ2025(TGS2025)に向けて仕上がった映像では、同作の断片的な要素を色々と見て取ることが出来る。映像を通して見る限りでは、プレイヤーは個性豊かな仲間と出会い、自分だけのチームを築き上げながら、都市に潜む脅威に立ち向かったり、ネオンが輝く夜の街を楽しんだりと、色々なプレイングを可能としているようである。

 都市探索を主なテーマとしつつ、展開されるコンテンツは非常に多く見受けられる。ぱっと見て得られる印象は、コンシューマタイトルとしては大型のGTAシリーズに近しいザッピング形式でのストーリー進行だ。主人公キャプテンとその相棒であるタフィーは、「対策局の新しいキャプテン」として都市に赴任してくる所から映像がスタートする。しかしその施設は解体寸前、給料も支払われない可能性に直面した二人は、あの手この手で大都市を生き延びる術を模索していく。公式ページでは同じ対策局のメンバーと思われる職員のリキ、一流のハッカーとして世間を騒がせるセモアという合計4名のキャラクターが紹介されている。映像の中で遠隔地のメンバーに切り替わる描写があるため、おそらくはこの4名が中心メンバーとなり物語が進んでいくのだろう。

 戦闘コンテンツについても実装されているが、その様相は昨今のいわゆる「スキルをぶっ放してなんとかなる」タイトルとはだいぶ様相が違う。主人公が素手格闘…ステゴロにてごろつきを叩きのめし、おそらくは足の腱を断つような投げ方や背負投げを披露。その上相手をゴミ箱に盛大にシュートしてフィニッシュするという、おおよそライトなゲームらしからぬダーティーな戦い方を行っている。公式サイトの説明によれば「何でも武器として利用出来る」という記載があるため、オブジェクトをインタラクトすれば武器になり、その上で設置されている数々のアイテムも戦闘を有利に進める道具として、あるいは不利にもなる道具として作用するのだろう。

 ゲームシステムそのものも既存の大作作品の詰め合わせのような要素が見られる。主人公はバイクや車両を運転する事が出来るが、映像内ではヘリコプターを操縦する様子も見て取れる。それだけではなく、屋内におけるステルスアクションとしてワイヤーロープを使って急襲を掛けるシーンも存在する。それでいて銃撃戦も行えるため、戦闘システムとしては本当に「何でもあり」で調整されている可能性はある。そのうえで戦闘そのものもシームレスに進行・発生することが公式サイトやPVから読み取れるため、そういった点でも紋切り型の戦闘・非戦闘を分けているゲームではなく自然にそういったイベントへと巻き込まれるオープンワールド系として自然な形に仕上がっているのだろう。

 またゲーム映像内では「超遠距離に居るターゲットを視認」「ガラスをぶち破って部屋に突入」「信号機にぶら下がって遊んでいる人間を見上げる」「ライブに参加して様子を見る」など様々なシーンが登場している。今回紹介されている映像は7分程と短く感じるかもしれないが、それでいてその中身は非常に濃密な要素で構成されている。筆者としては「足の生えた便器が動き回る」というイベントに是非とも遭遇したい所だ。

相次ぐ都市探索系オープンワールド大作ラッシュ

 さてここまで見た所で、先日紹介したタイトルである「NTE:Neverness to Everness」とその内容が似ているのではないかと思ったユーザーもいるだろう。NTEが都市を舞台にしたファンタジー系の作品であるならば、今回紹介されている無限大ANANTAについては都市生活に主軸を置いたよりリアルライクな作品として描かれる可能性はある。またキャラクターなどの要素について、無限大ANANTAの方はやや展開を行いにくい、敢えて言えばキャラクターの頭数そのものが課金要素に結びつかない中身となるのではないだろうか。

 とはいえこの両作品ともに、広大な都市を自由に探索し、車両を乗り回し、魅力的なキャラクターが都市に潜む非日常に直面しながら、冒険や生活を進めていくという点では共通点が存在する。またゲームにおける開発実績も同タイトルの開発元は十分な知見を備えている。NTEの開発元Hotta Studioは『Tower of fantasy(幻塔)』を手掛けているし、無限大ANANTAの開発元NetEase Gamesは『マーベル・ライバルズ』『荒野行動』『第五人格』『NARAKA: BLADEPOINT』の開発元だ。この両作品はTGS2025でそれぞれお披露目となるだけに、両タイトルについての期待は否が応でも高まるというものである。

 今回発表された無限大ANANTAは、これだけの内容を含めながら対応デバイスとしてiPhoneやAndroidもあげている。ますますハイパワーなスマートフォンを用意する必要性に駆られるのは、まず間違いないだろう。

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崎山 郁美
1996年兵庫生まれ。ゲームニュースエディター。国内エンタメメディアの編集者・記者を経て、独立。PCゲームやモバイルゲームの海外ニュースやトレンドを中心に日本の読者向けに発信中。