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コナミがゲーム制作系タイトル開発でロブロックスに殴り込み

コナミは新タイトル『ワイワイワールドCraft』を発表した。同プラットフォーム内でプレイヤーが自作ゲームを作成できる点が特徴だ。聞き覚えがあるだろうか?どうやらコナミは、Robloxやその周辺ソフトウェアに対する牽制か、あるいは防御体制の強化を図っているようだ。

これまで議論してきた通り、Robloxは業界にとって潜在的な問題だ。プレイヤーが以前ほど頻繁にゲームを購入しなくなったため、売上の減少が懸念されている。業界はまた、Robloxやフォートナイトのような「プラットフォームとしてのゲーム」と共存する方法を模索中だ。こうしたプラットフォームでは、あらゆるゲームが自由に利用できる。

コナミの『Wai Wai World Craft』は、同社の過去作品に登場するクラシックキャラクターを自由に配置できる無料の創作ツールとなる。トレーラーでは、シモン・ベルモンドと、おそらく『魂斗羅』を彷彿とさせる何かが登場する様子が確認できる。

主要プラットフォーム向けにリリース予定で、Robloxのようなゲームが存在する領域に参入すると考えれる。その対応プラットフォームはPC、iOS、Androidが予定されている。コナミは完全なクロスプレイを実現すると謳っており、「完成したゲームはPC、タブレット、スマートフォンでいつでも、どこでも、誰でも自由にプレイ可能」としている。

ワイワイワールドには、様々なゲームを探せるRoblox風のブラウザも搭載される。正直なところ、これはクリエイティブ系やサンドボックスゲームの中で私が最も好きな要素だ。ものづくりは楽しいが、ユーザー生成コンテンツの底なし沼を掘り下げるのもまた一興だ。誰かがどれほど創造的になれるか、あるいはツールがどれほど悪用されるかを目にするだけで楽しい。

トレーラーでは、実際にゲームをプレイするよりも、ゲーム制作側にかなり重点が置かれているように見える。ツールでは3Dや2Dの制作が可能で、紹介されたゲームの一つは4人マルチプレイヤーシューティングゲームのように見えた。

コナミがゲームメーカーを作っているのは良いことだ

『ワイワイワールド Craft』は何かを倒すのは少し難しいかもしれないが、それが目的ではないと思う。これはまた別の会社が金のあるところを追いかけているように見える、株主向けの賢いビジネスプランに向けて動いている証拠のようなものだ。現状、日本国外でのリリース計画はなさそうである。というのも、コナミがトレーラーを公開しているのは日本版YouTubeチャンネルのみだからだ。

ロブロックスに対する私の「天が落ちる」的な懸念はさておき、より多くの企業が「ゲーム内でゲームを作る」領域に参入するのは良い傾向だ。これまで大手企業が手掛けた同種の試みは、正当な評価を得られなかったと思う。

ソニーは『Dreams』と『リトルビッグプラネット』を終了させ、任天堂はSwitch 2向けに『ゲームビルダーガレージ』の更新を辛うじて行った程度。記憶を辿れば、マイクロソフトも2013年に『Project Spark』で挑戦していた。その代わりに、ロブロックス内で「粗悪なクローン」や「脳が腐るようなミーム」をテーマにしたゲームが蔓延している。私はそれらを理解できず、甥が口を開くたびに心底怖くなるのだ。

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崎山 郁美
1996年兵庫生まれ。ゲームニュースエディター。国内エンタメメディアの編集者・記者を経て、独立。PCゲームやモバイルゲームの海外ニュースやトレンドを中心に日本の読者向けに発信中。