ASUS JAPAN株式会社は10月16日、「すべてのゲームを手のひらに」をコンセプトに誕生したポータブルゲーム機「ROG Ally」の最新モデル「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」の発売を開始したと発表。ROG Xbox Allyシリーズの発売を記念し、2025年10月18日(土)~12月21日(日)までの毎週末に、ROG Xbox Allyシリーズを家電量販店にて実際に体験出来るイベントを開催することも併せて告知している。


同ハードウェアはASUSの販売するポータブルゲーミングPC「ROG」シリーズの最新機種となっており、その性能も相応にパワーアップしている。本記事では現在公開されている情報を元に、スペックや拡張性を見ていく事にしよう。
2つの最新機種が登場
最新モデルの一つROG Xbox Allyは、本体カラーはホワイト。カジュアルゲームや720pゲームタイトルに最適化されており、パフォーマンスと省電力のバランスに長けている「AMD Ryzen™ Z2 A プロセッサ」とLPDDR5X-6400の16GBメモリとPCI Express 4.0 x4接続の512GB SSDストレージ、60Whのバッテリーを搭載しているモデルだ。長時間駆動と安定したゲームの動作を可能としており、PCとの複数台持ちや初めてのポータブルゲーム機としての使用にオススメの一台となっている。
ROG Xbox Ally Xは、本体カラーがブラック。ハイクオリティなゲームに最適な高いパフォーマンスと省電力性を兼ね備えた「AMD Ryzen™ AI Z2 Extremeプロセッサ」と、高速なLPDDR5X-8000 24GBメモリとPCI Express 4.0 x4接続の1TB SSDストレージを搭載している。より多くの1080pゲームタイトルを快適にプレイしたい人におすすめのハイパワーモデルがこちらに当たる。
より具体的に見ていく事にしよう。Ally XはAMD Ryzen™ AI Z2 Extreme プロセッサを搭載しており、メインメモリは24GB LPDDR5X-8000。ストレージは1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2)、外部接続端子はUSB4 (Type-C/Power Delivery対応)とUSB3.2 (Type-C/Gen2/Power Delivery対応)を1つずつ搭載。バッテリーは80Whとハイパワーな仕上がりになっている。重量については710gと携帯機としては少々重めなのが気になる所ではある。
AllyについてはAMD Ryzen™ Z2 A プロセッサを搭載。メインメモリは16GB LPDDR5-6400、SSDは512GB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2)。USB3.2 (Type-C/Gen2/Power Delivery対応)を2つ搭載し、バッテリーは先述の通り60Whとなっている。こちらは670gとAlly Xよりほんの少し軽い。両機種共に7インチ FHD (1080p) IPSディスプレイを搭載。120Hzのリフレッシュレートを備えているため、タイトルによってはリッチなゲーム体験が出来る事だろう。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E) + Bluetooth 5.4と最新モデルとして申し分ない仕様だ。
スペックの差が如実に出る持ち運びモード
同タイトルは携帯出来る仕様のため、いつでも充電ケーブルから十分な電力を得られる訳では無い。Ally Xについてはバッテリー駆動時には25W、Allyは20Wにまで使用可能電力が制限される。この状態でゲームを動かす場合、両者のハードウェア差が顕著に影響することになる。多くのメディアがベンチマークの結果を報じているが、Ally Xはバッテリー駆動時でも設定次第でモンスターハンター:ワイルズの様な高スペックを要求するタイトルでもある程度の動作を保証出来る。一方でAllyの方は最低スペックに落とし込んでも動作が難しいとの事である。とはいえAllyの方は持ち歩きでも電源接続時でも、ハードウェアに対してブーストが掛からないという特性を持っている。そのため「同じゲームをどういった環境でもやりたい」というユーザーには向いている一台となっているのだ。

ハイエンド化とポータブルPCとしての利用
ここまででは「持ち歩き出来る分には最高峰だけれど、所詮はポータブル向けでしょ?」と思うユーザーもいるかもしれない。確かにXbox Game Passを利用していたりXbox Cloud Gamingを利用しているユーザーからすると、非常にアクセスしやすい事もあって理想のゲーム機ではある。ただし「動作が微妙かもしれない」という懸念は同製品をポータブルゲーム機単体で見た場合の評価だ。

ASUSが販売している外付けグラフィックボードであるROG XG Mobileは、ROG XG Mobile GC34R-041であればNVIDIA® GeForce RTX™ 5070 Ti Laptop GPUが搭載されており、ROG XG Mobile GC34X-019であればNVIDIA® GeForce RTX™ 5090 Laptop GPU (最大150W)が搭載されている。そしてROG Ally Xはこの両製品の2025年発売モデルと「接続」出来るのである。これにより本体の映像処理能力は大幅にパワーアップする。もちろんAlly X本体の処理性能は相応に高いので、さながらハイエンドPCを手に入れたようなものだ。
またそれを抜きにしても、両機種はWindows 11が標準搭載されているため仕事で使うオフィス向けソフトも楽に動かす事が出来る。純粋に独自OSを積んでいるマシンとは違う使い勝手の良さがここでも光るのだ。必要があればモニターに接続しワーキングマシンとして使いながら、仕事が終わればゲーム向けマシンとして楽な姿勢でリラックスしながら今をときめく数多くの素敵なゲームをプレイする。そういったオンオフを意識しない使い方が出来るのは、このマシンの自力の高さを感じさせるものである。
希望小売価格はAllyが89,800円、Ally Xは139,800円。ゲームも仕事もできる一台を探しのビジネスマンにもオススメな珠玉の一台、ぜひお試しあれ。
最終更新日: 2025年10月16日 15:30